選挙戦も中盤にさしかかった頃の話です。
いつもの通り蔦屋前の路上で夕方の街頭演説を行っていると、駐車場から若者が一人歩み寄ってきました。そして言いました。
「頑張ってください!今の市長ではオレらは夢を見ることができないんだ!変わって欲しいけどちっとも変わらない!小柳さんの政策公約を全文見たけどもっともだと思うよ」紫雲寺地区に住む21歳だそうです。
彼はまた「何時にどこで演説やっているんですか? 仲間にメール流して聞きに来てもらおうと思うから」そう言ってくれました。
若年層の政治離れは深刻です。
そんな中「このままでは夢がない」と言い切り、政治の世界にその打開点を見いだそうとした彼に特大の拍手を贈ろうと思いました。私は政治家に立候補するのは年金受給資格発生前までに限定すべきだと思います。
つまり64歳で立候補というのが最も高齢なパターンです。
職業選択の自由という基本的人権は有りますが、やはり政治家は20年先30年先を見据えたビジョンを明らかにする必要があります。70代の候補に100歳になった時の実感は有るのでしょうか? おそらくそれを求めるのは無謀という物です。
今若年層は自分たちの置かれている厳しい状況にあえぎながらも、未来への希望も持っています。そんな彼らに「ワケの解らないうちに借金をつける」ようなマネは断じて許されません。
本来議会は20代30代・・・とバランス良く議員がいるべきです。
今の組織選挙万能の時代は、若くして政治を志すのを難しくしています。彼のような人材は是非選挙に出て欲しいと思いました。また、そんな希望の光が新発田にあったことにある種の感動を覚えた1日でした。