Q1. 未来へ向けての新発田市政運営のビジョンについて
市長は今定例会冒頭で、国勢調査の速報値を基に「人口減少に歯止めが掛かった」との見解を示した。重点施策である「少子化対策」「産業振興」「教育の充実」の3本柱について自画自賛しているが、歴代市長の施策の果実や時の運によるものも含まれており楽観視は出来ない。今年は新発田の顔となる3公共施設が整うが、強運で呼び寄せたハードウエアを従来のような「箱モノ造っただけ」に終わらせずに、いかに活用して街のアイデンティティ向上に結びつけるのか。役所の意識が旧態依然のままで何をどのように変えていくのか。
A1.施設問連携や広域問連携により、課題解決に取り組み、施策を進めていく
「まちの顔」の整備の目的は、中心市街地がまちの顔であり、新発田のまちの更生にほかならない。そのために防災公園、新市庁舎、駅前複合施設の顔づくりを進めた。各拠点施設を媒介として、多様な主体による活動をつないだ事業を展開することで、まち全体の活発な活動を喚起し、中心市街地のにぎわいを創造していきたい。
喫緊課題の人口減少対策を重要施策とし、新年度は従来の行政運営から一歩踏み込んで、複数の施設問連携や広域問連携により、課題解決に取り組み、施策を進めていく。旧態依然というのであれば、職員もまだまだ努力が足りないのかもしれない。叱咤激励と捉え、前例踏襲や横並び意識といった旧態依然の体制から脱却し、「新生しばた」をつくりあげるにふさわしい職員になってもらいたい。